JAZZ FUNK

GIL SCOTT-HERON & BRIAN JACKSON

リズム隊と鍵盤類、パーカッションが有機的に絡み合い、ファンクやジャズ、ラテンをハイブリッドした生々しく躍動するグルーヴを生み出していた70年代中期のギル(とブライアン)とミッドナイト・バンド。76年の2枚組変則ライヴ盤『It's Your World』(http:…

ONENESS OF JUJU/AFRICAN RHYTHMS

アフリカン・リズムスアーティスト: ワンネス・オブ・ジュジュ出版社/メーカー: Pヴァインレコード発売日: 2002/01/10メディア: CD クリック: 1回この商品を含むブログ (3件) を見るニューヨークのアフリカ回帰主義のバンド、ワンネス・オブ・ジュジュの75年…

GARY BARTZ/MUSIC IS MY SANCTUARY

Music Is My Sanctuaryアーティスト: Gary Bartz出版社/メーカー: Blue Note Records発売日: 2003/02/13メディア: CD購入: 1人 クリック: 5回この商品を含むブログ (10件) を見る77年作『Music Is My Sanctuary』も前作の延長線上にありますが、有名ソウル曲…

GARY BARTZ/THE SHADOW DO

ゲイリー・バーツと言えば、スピリチュアル・ジャズのサックス奏者としての評価が高いのだと思いますが、残念ながら70年代前半までの硬派な作風には僕は馴染めませんでした。で、僕にとってのバーツはミゼル兄弟と組んだ『The Shadow Do』と『Music Is My Sa…

THE 3 PIECES/VIBES OF TRUTH

ヴァイブス・オブ・トゥルースアーティスト: スリー・ピーセズ出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント発売日: 1999/09/22メディア: CD クリック: 2回この商品を含むブログ (3件) を見る75年、ファンタジー発のジャズ・ファンク〜ソウル盤。70年代前半…

BOBBI HUMPHREY/FANCY DANCER

ボビー・ハンフリーのブルーノート最終作『Fancy Dancer』が3月にCD化されるようです。僕はボビーの作品では、研ぎ澄まされたリズムと流麗なグルーヴが疾走する闇夜のジャズ・ファンク・アルバム『Blacks And Blues』が大好きで、個人的にはスカイハイ・プロ…

JAMES MASON/RHYTHM OF LIFE

Rhythm of Lifeアーティスト: James Mason出版社/メーカー: Soul Brother発売日: 2006/10/26メディア: CD購入: 2人 クリック: 12回この商品を含むブログ (16件) を見るんん〜、カッコいいぃ〜。クールでヒップなグルーヴ、シャープでスペイシーなジャズ・フ…

THE MIZELL BROTHERS/MIZELL

マイゼルアーティスト: ザ・マイゼル・ブラザーズ出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン発売日: 2005/10/19メディア: CD クリック: 6回この商品を含むブログ (3件) を見る最近、スティーヴィー・ワンダー『A TIME 2 LOVE』や、アリシア・キーズ『UNPLU…

 CEASAR FRAZIER/75

シーザー・フレイジャーはオルガン奏者で、僕の知る限りではこのアルバムの前後に、『HAIL CEASAR』とフィリー録音の作品(タイトル分かりません…)があるようですが、いずれも未聴です。 で、この『75』はタイトルどおり75年にウェストバウンドからリリース…

 BOBBI HUMPHREY/BLACKS AND BLUES

久しぶりに聴いたけど、やっぱりこれは名盤ですね。もちろんミゼル兄弟=スカイ・ハイ・プロダクションによるJAZZ FUNKの傑作。ホントに、この頃のミゼル兄弟は凄いね。ドナルド・バードの諸作をはじめ、ゲイリー・バーツ、ジョニー・ハモンド・スミスなど、…

ROY AYERS UBIQUITY/EVERYBODY LOVES THE SUNSHINE

近年のHIPHOP世代の再評価により、一気に有名になったアルバム。ファンク曲はディスコの侵食が激しく、個人的にはイマイチ。メロウ曲もちょっと薄くなった印象なのだが、サンプリングされまくったタイトル曲は流石の神通力を誇っている。

ROY AYERS UBIQUITY/VIBRATIONS

これも未CD化。PETE ROCK & CL SMOOTH「SEARCHIN'」でサンプリングされた「SEARCHING」、ヴァイブが印象的なタイトル曲といったメロウ・グルーヴの傑作を含むが、ファンク曲においてはディスコ化が見られ、やや散漫な印象。とはいえ、やはり押さえるべき一枚…

ROY AYERS UBIQUITY/MYSTIC VOYAGE

(おそらく)『A TEAR TO A SMILE』の次にリリースされた、ROYの作品としては最も知られたアルバム。グルーヴがより骨太になり、ファンク曲も充実している。一部でディスコ化の予兆があるものの、まだ気になるほどではない。ベストはヴァイヴの音色も艶やかな…

ROY AYERS UBIQUITY/CHANGE UP THE GROOVE

徐々にファンクとしての骨格がはっきりとしてきたことが、このアルバムでは分かります。「THE BOOGIE BACK」はかなりカッコいいファンク。今回もロバータ・フラック「FEEL LIKE MAKIN' LOVE」、スティーヴィー・ワンダー「DON'T YOU WORRY BOUT A THING」と…

ROY AYERS UBIQUITY/RED,BLACK&GREEN

これも未CD化のようです。このアルバムでは、収録されたカバー曲からもニュー・ソウルへのシンパシィが感じられます。カッコいいグルーヴのビル・ウィザーズのカバー「AIT'T NO SUNSHINE」、蕩けそうなほどメロウなアレサ・フランクリンのカバー「DAY DREAMI…

ROY AYERS UBIQUITY/HE'S COMING

このアルバムは未だCD化されていないのでしょうか?これも『COFFY』と並ぶレア盤ですが、やはりオリジナルで入手するほど大好きなアルバムです。当時のニュー・ソウルへのシンパシィを表したかのような、沈鬱で内省的な雰囲気ですが、「HE'S A SUPER STAR」…

ROY AYERS/COFFY

あまりにも有名なブラック・スプロイテーション映画のサントラ。ROYの音楽性が隅々まで行き渡っており、サントラにありがちな水増し曲は一切無し。映画は未見だが、冒頭の「COFFY IS THE COLOR」から、そのストーリーにグイグイ引き込まれるような感触を覚え…

ROY AYERS UBIQUITY/A TEAR TO A SMILE

ROY AYERSはヴィブラフォン奏者ですが、ミュージシャンというよりプロデューサーとしてのスタンスを貫いてきた人だと思います。自分の持ち楽器を全く演奏していない曲もあるぐらいです(笑)。ミュージシャンとしてのエゴにとらわれず、プロデューサーとして楽…

GIL SCOTT-HERON & BRIAN JACKSON/SECRETS

黒猫ジャケで有名(?)な78年作。GILのアルバムとしては最も早い時期に再発CD化された作品ですが、それも廃盤となって久しいようですね…。ここに至って、MIDNIGHT BANDは完全に解体したらしく、今作には著名ミュージシャンが大挙参加しています。前作に引き…

GIL SCOTT-HERON & BRIAN JACKSON/BRIDGES

『IT'S YOUR WORLD』の次にリリースした77年作の通算8作目の傑作。今作の最大の特徴は、STEVIE WONDER黄金期の表現に大きく貢献したロバート・マーゴレフ、マルコム・セシルの2人をアレンジメントに起用していること。よって、前作までのパーカッションが目…

GIL SCOTT-HERON & BRIAN JACKSON/FROM SOUTH AMERICA TO SOUTH CAROLINA

まだ地味な印象はあるけど、MIDNIGHT BANDとの連係がこなれてくるにつれ、さらにグルーヴ感が増したことが分かります。やはりGILの音楽にラテンの要素を持ち込んだのは、MIDNIGHT BANDだったということでしょうか。クールなジャズ・ラテン・ダンサー「THE SU…

GIL SCOTT-HERON & BRIAN JACKSON/THE FIRST MINUTE OF A NEW DAY

ストラタ・イーストから発表した地味な『WINTER IN AMERICA』を挟んで、アリスタからリリースした通算5作目。とは言え、今作も相当地味目ではあります。BRIAN JACKSONとの連名は前作からだが、MIDNIGHT BANDがクレジットされたのは今作からであり、地味なが…

GIL SCOTT-HERON/PIECES OF A MAN

キャリア初期に在籍したフライング・ダッチマンからは3作リリースされているが、僕が持ってるのはこのアルバムのみ。ロン・カーターの渋いベースをバックにアジテイトする「REVOLUTION WILL NOT BE TELEVISED」、グルーヴィーに疾走する「LADY DAY AND JOHN …

GIL SCOTT-HERON & BRIAN JACKSON/IT'S YOUR WORLD

ラテン風のパーカッションが効いた隙間を活かしたバンド・サウンド、武骨だが深みのあるボーカル、社会の闇を鋭い視線で告発するリリック。GIL SCOTT-HERONの音楽を要約すると、こんな感じでしょうか。このグルーヴ感たっぷりのJAZZ FUNKサウンドは、後のACI…

QUICY JONES/BODY HEAT

みんな大好き「IF I EVER LOSE THIS HEAVEN」収録。タイトル曲はLEON版よりもムズムズ度UPのミッドナイトグルーヴ。