THE 3 PIECES/VIBES OF TRUTH

ヴァイブス・オブ・トゥルース

ヴァイブス・オブ・トゥルース

75年、ファンタジー発のジャズ・ファンク〜ソウル盤。70年代前半は自分のアルバムの制作をミゼルさん家に任せっきりだったドナルド・バード師匠のプロデュース、ウェイド・マーカスによるアレンジです。このアルバム全体をヒタヒタと覆うユル〜いグルーヴ、鈍く光るストリングス、ホーンズとパーカッションのいなたく粋な絡み、これぞ70's vibesって感じです。
ほっこり暖かいコーラスにストリングスが映えるミディアム・ソウル「I Need You Girl」、スリリングな雰囲気のジャジー・グルーヴ「Back Up Against The Wall」、フルートの音色にまどろむメロウ・ソウル「Vibes Of Truth」、パーカッションやら何やらがチャカポコとリズムを刻むジャズ・ファンク・インスト「Shortin' Bread」、生温いグルーヴでゆる〜くキメるジャジー・ソウル「Self Dealin'」、路地裏感漂う弛めのジャズ・ファンク「Concrete Jungle」、情感豊かな弦アレンジと甘く蕩けるような楽器の絡みが素晴らしい極上メロウ・ソウル「If Only I Could Prove To You」、文字通りクールなインスト「Cool It」など、脱力を誘うユルユルっぷりが気持ち良過ぎです。