JAMES MASON/RHYTHM OF LIFE

Rhythm of Life

Rhythm of Life

んん〜、カッコいいぃ〜。クールでヒップなグルーヴ、シャープでスペイシーなジャズ・ファンクサウンド。UKアシッド・ジャズが目指していたものは、この音だったわけですね。
レア・グルーヴ〜フリー・ソウル・シーンでも絶大な人気を誇ったジェイムス・メイソンの77年作。オリジナルは高すぎてとても手が出ないので、僕は再発盤をもう10年以上も聴き倒してます(僕のはSoul Brother盤ではなくて、Sure Shotというレーベルのものです)。
力感漲る豪快なジャズ・ファンクの1曲目「Sweet Power Your Embrace」からツボつきまくりです。このビッグなビートを叩き出すドラムスは、なんとナラダ・マイケル・ウォルデン。やるじゃん、ナラダ。
「Slick City」は強烈にヒップなリズム。クールな女声ボーカルが歌うラストの部分は震えがくるカッコよさ!深夜のハイウェイを疾走するような高速ジャズ・ファンク・チューンの「Rhythm of Life」「I've Got My Eyes on You」にも痺れます(この2曲はナラダのドラムスじゃないみたいですが)。
テンション高いジャズ・ファンク曲の間に配された「Good Thing」「Funny Girl」「Dreams」は、軽快なリズムの気持ちいいミディアム・グルーヴ。この辺のメロウ・サイドも充実しており、本当に隙のないアルバムです。
ところで、以前から気になっていることがあります。amazonのこのアルバムのカスタマー・レビューにジェイムス・メイソン本人からのコメントがのってるんですが、これってホントに本人なんでしょうかね?もっともらしいコメントなんですが…、誰か彼を日本に呼んであげてください。もし来日が実現したら是非見に行きたいですね。