GIL SCOTT-HERON & BRIAN JACKSON/BRIDGES

ブリッジズ
『IT'S YOUR WORLD』の次にリリースした77年作の通算8作目の傑作。今作の最大の特徴は、STEVIE WONDER黄金期の表現に大きく貢献したロバート・マーゴレフ、マルコム・セシルの2人をアレンジメントに起用していること。よって、前作までのパーカッションが目立つラテン・テイストから、ムーグなど各種鍵盤類が主体となりラテン色は薄まった。で、結果的にSTEVIE『INNERVISIONS』『FULFILLINGNESS FIRST FINALE』あたりを想起させるような場面も多く(誉めすぎ)、つまり最もジャミロクァイに近いアルバムと言えるかも。ジャミがまんま使った「RACETRACK IN FRANCE」なんか、悔しいけど(?)、カッコいいと言わざるを得ません。