MIKE JAMES KIRKLAND/HANG ON IN THERE
- アーティスト: Michael James Kirkland
- 出版社/メーカー: Luv N Haight
- 発売日: 1996/10/22
- メディア: CD
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冒頭の「What Have We Done」はパーカッションとタンバリンのリズミックな刻みの上に、フルートが怪しいフレーズを繰り出すビターなグルーヴィー・ソウル。カーティス「Back To The World」を彷彿とさせる大らかな曲調の、カタルシス溢れる「Where's the Soul of Man?」、へヴィーなベース・ラインとファンキーなギター・カッティングを軸に、ストリングスがジワジワと緊迫感を煽り、終盤の焼け付くようなワウ・ギターのウネリに痺れるダークなグルーヴの「Hang on in There」(先日ご紹介したコンピ『California Soul』にも収録されています)。このA面3曲は文句なしの素晴らしさです。
一方B面はニュー・ソウル的なアプローチと往年のノーザン・テイストを折衷したような曲が収められています。グルーヴィーな「Baby I Need Your Loving」「Give It To Me」は、ノーザン調のミディアム・ナンバーでなかなか美味です。「Blota Blota」は甘〜いメロディとムーディーなアレンジに酔いしれるスロウ。哀愁を湛えた疾走するグルーヴがジョニー・ブリストルっぽい「You're Gonna Share Your Loved」もかなり良い曲です。
なお、Luv'N Haightからの再発盤CDにはボートラが3曲追加されているようです。再発盤は持っていないのですが、これは是非聴いてみたいです。