SOUL GENERATION/BEYOND BODY&SOUL

stonegroove2005-10-27

スイート・ソウルものって、(実は)僕はそんなに得意な方ではないんですが、このアルバムは大好きです、ソウル・ジェネレーション『BEYOND BODY&SOUL』。
ニュー・ジャージーの4人組の唯一のアルバム(裏ジャケの粋な出で立ちにも注目です)。ポール・ハンフリー、チャック・レイニージョー・サンプルと腕利き揃いの演奏陣によるスイート&メロウなグルーヴが楽しめます。プロデュースはポール・カイザー、と思いきや、カイザー制作は「THAT'S THE WAY IT'S GOT TO BE(BODY&SOUL)」1曲のみなんですね。クレジット見てて改めて気付きました。他はすべてスタン・ヴィンセントのプロデュース。この人はジェイ・メイソンのアルバムをプロデュースしてた人でしょうか?
で、僕は大甘なカイザー制作曲よりも、軽快なグルーヴを伴った適度な甘さの曲の方が好きです。なかでも「SAILING」、今にも大海原に漕ぎ出していきそうな、スイートだけど爽快感溢れるミディアムです。ついつい"Everyday I Go Sailing〜"と口ずさんじゃいます♪
他にも良曲がいっぱい。「IN YOUR WAY」はゆったりとした切ないスローで、サビの語りのバックで嘆くように歌うファルセットに涙。思わず僕も一緒に"Oooh〜,wow Ooohh〜"とファルセットで歌ってしまいます(恥)。
「MILLION DOLLARS」は甘〜くてクサ〜い(笑)スロー。もしオレが100万ドル持ってたら…と言いながら口説く様は、これぞソウルの美学って感じします。甘茶な曲では他にモーメンツも歌ってた「SWEET THING」もあります。
パーカッションが気持ちよく鳴る軽快なミディアム「RAY OF HOPE」、スイートと言うよりニュー・ソウル的な翳りのあるメロウ・グルーヴ「YOUNG BIRD」もすごく良いです。「BLACK MAN」はファンクになり切れてない中途半端な出来でイマイチですが。
うん、でもホントに良い曲揃ってますよ、これ。僕は多分一生聴き続けるアルバムです。