WILLIE BOBO/DO WHAT YOU WANT TO DO


ウィリー・ボボ、まず名前がファンキーこの上ないです。サセックス原盤の、おそらく71年作『Do What You Want To Do』、音の方も期待に違わぬファンキーなパーティー・グルーヴ満載です。
どの曲も、ラテン・パーカッションの刻みがワサワサとしたリズムを生み出し、気持ちイイフレーズを垂れ流すギターやホーンズがファンキー&グルーヴィーに盛り上げます。小難しい理屈は抜きにして、ひたすら気持ちのいいグルーヴと腰の揺れだけを追求したアルバムです。
タイトル曲の「Do What You Want To Do」は重心の低いイカしたミッド・ファンク。「Shut Up And Pay Attention」はパーカッションがうねり、ホーンズがクールなフレーズをキメるラテン・ジャズ・ファンク。「Dinji」は甘いメロディのメロウなラテン・ソウル。ビートルズの有名曲のカバー「Come Together」はヤクザなギターがやさぐれたグルーヴにハマるルーズ・ファンク。んん〜、ムズムズするグルーヴに思わず腰が動きます。
他にも、グルーヴィーなジャズ・ファンク「Soul Foo Yong」、疾走感のあるファンキー・グルーヴ「Broasted Or Fried」、クールなフルートがカッコいいグルーヴィー・ソウル「Never You Mind」…と、全曲最高、アルバム1枚通して楽しめます。
ちなみに、ジャケ写の青シャツの人がボボさんです。