SLY&THE FAMILY STONE/FRESH

Fresh
Slyのトリビュート盤がリリースされるみたいですね。参加メンツの中で目を引くのは、D'angeloと(個人的には)Van Huntです。D'angeloは、Isacc Hayez師匠と「SING A SIMPLE SONG」をやるみたいで、凄く楽しみです。欲を言えば、D'angeloの「JUST LIKE A BABY」を聴いてみたいです…。
僕がSLYと出会ってから、もう15年ぐらい経つんだけど、ここ数年は特にSlyのことが気になって仕方ありません。前述のD'angeloやVan Hunt、それからAmp Fiddlerあたりの作品を聴くと、Slyの影響力の大きさをまざまざと見せつけられた思いにかられます。もしSlyがいなかったら、音楽をこれほど楽しむことはできなかったかも。
Slyの作品の中で、個人的に1番好きなアルバムは『FRESH』です。僕がSlyに初めて出会った頃は、『FRESH』って結構評価低かったように思います。ほとんど失敗作扱い。今ではとても考えられませんが。
最初に聴いたのは『暴動』だったのですが、正直、全然理解できなかった(苦笑)。音悪いし。その後しばらくして『FRESH』を聴いたのですが、すぐにそのリズムの魔力の虜になってしまいました。チープなリズムボックスと重いベース、タメの効いたドラムスとシャープなハイハットコントラストがあまりにも鮮烈です。Slyのボーカルは、ボソボソと独白めいた呟きからファンキー極まりない呻きまで変幻自在です。跳び蹴りしたら時空を軽く超えてしまった、4次元ファンクアルバム。
もちろん、この前後のアルバムも溺愛してます。