VALDEZ IN THE COUNTRY

DONNY HATHAWAY「VALDEZ IN THE COUNTRY」

Extensions of a Man

Extensions of a Man

ダニーの不朽の名作『EXTENSION OF A MAN』に収録された「VALDEZ IN THE COUNTRY」。
ワウ・ギターの蠢きに先導され、ダニーの軽やかなエレピが転がり、ラルフ・マクドナルドがパーカッションを刻む、インスト・ラテン・ファンクの傑作です。
ちょっとイージー・リスニングっぽいところもありますが、アルバムでは重〜くてブルージーな「I LOVE YOU MORE THAN YOU'LL EVER KNOW」の前に配されているため、その小回りのいいグルーヴが余計に際立っています。
今年リリースされた未発表ライヴ音源を多数含む『THESE ARE THE SONGS FOR YOU,LIVE!』では、この曲のライヴ・ヴァージョンを聴けます。
These Songs for You Live

These Songs for You Live

スピード感のある、よりエッジの効いたグルーヴでファンク度アップ。かなりカッコいいです。

COLD BLOOD「VALDEZ IN THE COUNTRY」

ファースト・テイスト・オブ・シン

ファースト・テイスト・オブ・シン

ベイ・エリアの大型ファンク・バンド、コールド・ブラッドの72年作のアルバムで、ダニーがプロデュースを担当しています。「VALDEZ IN THE COUNTRY」はアルバムのラストの収められています。オリジナルよりも重心の低いグルーヴで、エレピの替わりにホーンが分厚い音で盛り上げる、こちらもかなりカッコいい出来です。リディアちゃんのボーカルはもちろん入ってませんが。

BLACK SUGAR「VALDEZ IN THE COUTRY」

ペルーのファンク・バンド、ブラック・シュガーの『BLACK SUGAR Ⅱ』に収録。こちらもホーンズが大活躍、オルガンもぐるんぐるんにグルーヴしてます。いやぁ、これもカッコいいです。さっきからカッコいいしか言ってませんが(笑)。もともとラテン・テイストの強い曲なので、ホンモノのラテン・バンドがやっても全く違和感ありません。アルバムでは、この曲の後「DON'T YOU WORRY BOUT A THING」のカバーに続くという、なかなか粋な構成になってます。

他にも有名どころでは、未聴ですがジョージ・ベンソンやキャンディー・ダルファーなんかがカバーしてるようですが、どんな感じなんでしょうか(聴いたことある方教えてください)。